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4月25日 朝日新聞 声
「問答無用で反対」でよいのか 主婦 小林恵理 (甲府市 59)
「長寿、子宝、癒しの島に米軍基地はいらない」
米軍普天間飛行場の移設候補地に挙げられた鹿児島県の徳之島で反対集会が開かれ、掲
げられたスローガン。しかし、では沖縄ならよいか。徳之島で要らぬものは沖縄でも要ら
ぬそんな思いには至らないのだろうか。徳之島が基地の町にならなかったらそれで解決な
のだろうか。
一方「反対集会が島民の決定的な民意。覆ることはない。政府側と会っても話は進展し
ない」と、島の三町長は面会を拒否したという。町のトップは、移設賛成・反対双方の意
見を受け止め、結論として反対となっても、堂々と国と向き合い「だから私たちは反対し
ます。」と議論を尽くすことが責務ではないのか。集会に集まったことを民意だとひとく
くりにし、初めから拒否ありきでいいのか。少数でも賛成している人々の「民意」にどう
応えるのか。
徳之島にすべてを押し付けようなどと沖縄の人たちも私たちも思っていない。ただ、沖
縄に負わせてきた現実にしっかりと目を、心を向けて、ここらで基地のこと、安保のこと
、アメリカとのこと、日本という私たちの国のことを考え、議論するのにいい機会にした
い。大集会の報道を見ていてそう痛感した。