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野中広務元官房長官は、23日に那覇市内で開かれたフォーラムの基調講演の中で、
長官在任中、先例に従い、複数の評論家に内閣官房報償費(機密費)から数百万円を
届けていたことを明らかにした。
「言論活動で立派な評論をしている人たちのところに盆暮れ500万円ずつ届けること
のむなしさ。秘書に持って行かせるが『ああ、ご苦労』と言って受け取られる」と述べ、
機密費からの提供が定期的にあったことを明かした。
歴代の官房長官に慣例として引き継がれる帳簿があったと明言。その上で「テレビで
立派なことをおっしゃりながら盆と暮れに官邸からのあいさつを受けている評論家には
亡くなった方もいる」と指摘した。
一方で機密費の提供を拒否した評論家として田原総一朗氏を挙げた。
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