10/03/25 09:56:33 8mCygGcs0
国家というのをどうとらえるかだろうな。人によっては「国家」とは
自己実現やキャリアアップの為の組織体に過ぎない。移民国家の
アメリカはそれを建国理念として人材を集めてここまできた。
日本人だって古代は移民国家だったし近代には移民だってしてきた。
日本人で高額報酬とキャリアアップでサムスンに引き抜かれたとしても
それまでの自分を育ててきた会社を捨てた売社奴と非難する人はいまい。
(中にはいるかもしれないけど。特に技術の社外流出を伴う場合には。)
大きく信用度の高い組織体に帰属する事の恩恵を否定する事はできないしね。
もしくは国家を家族か宗家のように考えた場合には自分のアイデンティティの
よりどころとなる。アルメニア人にとってのアルメニアやユダヤ人にとっての
イスラエル、華僑にとっての中国のように。
彼らにしてみれば何世代たとうが外国での暮らしは「出稼ぎ」でしかない。
日系ブラジル人が日本でひき逃げして本国にトンズラしたように根枯れする
事も多いけど。