10/01/28 16:59:38 bjFGrnFW0
「週刊誌の連載コラムというものは、別に腹をあわせていなくとも、なんとなくその雑誌の論調と平仄があっているものである。
著者が媚びているわけではない。雑誌の色合いというものは、担当編集者や編集長と飯を食ったりしているうちになんとなくお互いわかりあっていて、
よほどそれが違うなと感じるならば自ら連載を降りたり、あるいは打ち切りをお願いするものだった。
それが最近、乖離が激しい。特に、民主党や小沢一郎同党幹事長にまつわる報道に関してである。
『週刊文春』がいまさら大マスコミの尻馬に乗っている悲しさについては先日書いたが、同誌の中では小林信彦さんが一貫して、
政権交代について冷静に、淡々と、しかしまことに品格ある粘り強さで書き続けてきた。
だからもちもん、一連の狂ったような民主党や小沢さんへのバッシングについても、冷たく突き放して書かれている。
担当者は編集長とどういう会話をしているのかと思うほどである(笑)。
今週、興味深かったのが『週刊現代』だった。『週刊現代』に何を期待するわけでもないが(といいつつ、
自分が後半の食べ物グラビアに登場していることを、読んではじめて知った・笑。そういえば取材受けていたっけ)いくら何でもこれは人間として非礼に過ぎるだろう。
巻頭のモノクログラビアのタイトルが「小沢一郎/ワルの履歴書」だ。サブは「永田町の番長がついに補導される!?」である。
逮捕されたわけでもない政権与党の幹事長にこれはないでしょう。
初当選のころからの顔写真を並べて「目の表情が変わらない男」と見出しをつける。「これほど笑顔が恐ろしい男はなかなかいない」だそうだ。
事実をつきつけて批判するのはいくらでもすればいいが、これではただの人格攻撃だ。講談社はそういう会社だったのかね。
小沢さんはこんなもの相手にもしないだろうけれども、メディアとしての最低限の品格を知らしめる意味からは、名誉棄損で訴えた方がいい。」