10/01/29 17:31:50 ULb/uUEZ0
>>802
2006年に「再編実施のための日米のロードマップ」が発表されたあと、
米側実務責任者のローレス国防副次官はロイターのインタビューに
以下のように答えた。「海兵隊の沖縄からグアムへの移転は、地球規模の
米軍再編にとって重要であり、太平洋地域での前進拠点づくりだ」
グアムにはアンダーセン空軍基地とアプラ海軍基地があり、そこに
海兵隊の基地が加われば、状況に合わせて世界のどこにでも迅速に
戦力を投入できる巨大軍事ハブが完成するのである。沖縄の海兵隊を
どのように移転するのか。これまで米側が明らかにしてきたのは、
第3海兵遠征軍の司令部(うるま市、キャンプ・コートニー)がグアムに移る
ということだった。即応体制を維持するため沖縄に実戦部隊を残すというが、
これもおかしな話で、「それなら、沖縄は誰が指揮監督するのか」ということになる。
案の定、そうした説明がごまかしだったことを裏付ける資料が出てきた。
ことし11月に米海軍省グアム統合計画室が発表した「沖縄からグアム移転の
環境影響評価」は、沖縄海兵隊の下記の組織や部隊の移転を前提にしたものだった。
第3海兵遠征軍司令部3046人、第3海兵師団の地上戦闘部隊1100人、
第1海兵航空団の航空戦闘要員1856人、第3海兵兵站グループ2550人の、
合わせて8552人である。航空機については、12機のヘリが常駐し、25機のヘリと
30機ほどの飛行機が一時配備される計画になっている。これについて、伊波洋一
宜野湾市長は「沖縄海兵隊の主要な部隊が一体的にグアムへ移転し、
そのなかには普天間のヘリ部隊も含まれることがわかった」と強調している。