産経抄ファンクラブ第127集at MASS
産経抄ファンクラブ第127集 - 暇つぶし2ch524:文責・名無しさん
09/11/07 06:34:22 VcWvODpb0
【産経抄】11月7日

 株の売却益7200万円の税金申告漏れについて、鳩山由紀夫首相は「株の電子化で慌てて売った際の間違い」
と弁明している。申告を忘れるような金額なのかと怒りたくなる。だが資産総額が14億円を超えると聞けば、思わず納得してしまいそうだ。

▼歴史上、鳩山首相に匹敵するようなリッチな政治家といえば、まず頭に浮かぶのは大隈重信だろう。
明治、大正期に2回首相をつとめたが、自宅は豪邸そのものだった。そこには常時、四、五十人の食客がいて、
豪華な食事が用意されていたというのである。

▼「大風呂敷」と言われたその開けっぴろげな性格で金持ちにもかかわらず、大衆の人気があった。その代わり言動も万事、
鷹揚(おうよう)だった。朝、禁酒会の会合で酒の害を説いたと思えば、午後は酒造業組合に行き
「酒は百薬の長」と力説した。そんな逸話も残っている。

▼大正3年に首相になったときもその鷹揚さで第一次世界大戦に参戦し、中国に「対華二十一箇条」を突き付けた。
いずれも外務省や陸軍の意向にそのまま従った結果だ。しかしこの「二十一箇条」が国際的に強い非難を浴びたことから
人気も落ち、退陣に追い込まれた。

▼そうしてみると、鳩山首相はリッチさだけでなく言動でも大隈を思わせるところがある。発言の「ブレ」が
この首相の代名詞とさえなりつつあるからだ。それも「酒の害」についてならともかく、
米軍普天間飛行場の移設という安全保障の問題でもブレているのだ。

▼最終判断の時期をめぐり首相が「早く」「時間がかかる」などと修正を繰り返すのを聞けば、
米国側がイライラするのも当然だ。だがそのことにも首相はどこ吹く風に見える。
そうなるともう「鷹揚」どころではない。感性の問題である。


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