産経抄ファンクラブ第127集at MASS
産経抄ファンクラブ第127集 - 暇つぶし2ch427:文責・名無しさん
09/11/03 06:36:50 7oj5Lf9iP
産経抄                                        11月3日
ウォールストリート・ジャーナル・アジア版には、日本通の論説委員がいるようだ。10
月27日付の社説で、米軍普天間飛行場の移設に関する日米合意の見直しを掲げる
鳩山由紀夫首相を、歌舞伎役者にたとえていた。
▼芝居のクライマックスで見得(みえ)を切るような、観客(国民)受けするパフォーマン
スはもうたくさんだ、というのだ。さらに、「見得を切る」には、「大げさな態度で、他人に
自信のほどを示す」という意味があることを踏まえて問いただす。「日本は自らを守る
ためにより多額の予算を費やすのか」「外交だけで日本を守れると思っているのか」
▼かつて米国通商代表部日本部長を務めたチャールズ・レイクさんによると、日米経
済摩擦が激しかったころ、日米両国政府の交渉担当者は、歌舞伎役者と呼ばれてい
た(『GREAT JAPAN』朝日新聞出版)。といっても、まったく違う意味で、だ。
▼当時、市場開放の必要性は、日本政府も理解していたものの、国内の政治的要因
のために実現できなかった。そこで歌舞伎役者(交渉者)が、米国の強烈な要求を日
本が渋々受け入れるという筋書き通りの演技をすることで、合意に結びつけた、という。
▼レイクさんのいう歌舞伎役者は、もはや日米両政府にいないようだ。だからこそ、米
国務省が発表した日米外相会談の予定を、日本側が訂正を求め、会談の実現そのも
のが危うくなるというドタバタ劇を見せられる。
▼そもそも鳩山内閣に筋書きがない。普天間移設をめぐって、首相と岡田克也外相、
北沢俊美防衛相の発言が食い違う、「閣内不一致」状態が続いている。役者が思いつ
きのセリフを口にするだけの即興劇には、米紙にいわれなくても、うんざりだ。


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