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09年10月14日 朝日大阪版・声面
「被爆地五輪」
平和の祭典、国あげて支援を
会社員 宮原信哉(兵庫県宝塚市 52)
広島・長崎両市が2020年夏季五輪の共同開催を目指すとは感激です。被爆地での平和の祭典を切に願いま
す。
私は01年8月に西宮市の「親子広島バスツアー」に参加しました。当時10歳の長男と映画「はだしのゲン」を
車中で鑑賞し、涙が止まりませんでした。平和記念資料館では、血がにじんだ学生服などの展示物を見て、峠三
吉の原爆詩「にんげんをかえせ」の悲痛な叫びが胸に響きました。長崎は妻の出身地です。
「核なき世界」を掲げるオバマ米大統領がノーベル平和賞に輝き、核廃絶の機運がさらに高まっています。唯
一の被爆国である日本には核の実相を世界に伝える権利と義務があります。五輪閉幕後は、各国のアスリート代
表による世界平和会議を開いてはどうでしょうか。財政面などの諸課題に対し、国をあげて支援すべきだと考え
ます。