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2009/10/06(火)の朝日新聞朝刊東京版13面「声」欄 より
「夫婦別姓で家族は崩壊しない」
行政書士 武石 文子 (東京都小金井市 46)
千葉景子法相が選択的夫婦別姓制度の法制化に向け発言した。久々にこの話題が各所で
盛り上がりをみせている。
長年、法制化を待ち望んできた人々は法相の発言に期待を大きく膨らませている。これまで
改姓による苦労、通称使用の煩雑さを強いられてきた。同姓を強いた側、改姓させた側の人
たちはよく考えてみるべきだ。
喜びの声に対して、反対する側は、この制度があくまで「選択」であるのにもかかわらず、「家族
の一体感に欠ける」「家族が崩壊する」という主張をしている。
私は、18年間婚姻届を出さずに事実婚をしてきた。高校生の息子が2人いる。反抗期の年頃
のはずだが、親子間、夫婦間はいたって仲が良い。息子にとっては、家族の姓が同じでないこと
は当たり前のことであって、何の違和感もないと言っている。
現在、年間25万組の夫婦が離婚している。同姓であっても家族の崩壊が食い止められない証左
だろう。家族の一体感は姓によってつくられるというのは、単なる思いこみではないだろうか。