09/09/29 14:17:40 TaG2gWp80
2009/09/29(火)の朝日新聞朝刊東京版16面「声」欄 より
「問題山積なのに五輪招致の顔とは」
無職 藤丸 善基 (さいたま市大宮区 71)
総論で格好良いことを話せば各国に受けるのは当然だ。それに気をよくしてか鳩山由紀夫
首相が事もあろうに、16年夏季五輪の開催都市を決めるIOC総会に出席するという。官房
長官発表の報道にあぜんとしている。
私たちは今、本当にマニフェストを実行してくれるのかどうかと、鳩山政権の毎日の動きを
息を詰めて、見守っている最中だ。
各省庁の財源探しをはじめ、国家戦略相と官房長官の間のすきま風、返済猶予案の金融相
と他閣僚とのぎくしゃく、建設中止反対派住民との溝の埋まらぬ八ツ場ダム問題、日本航空の
再建問題。さらには増加一途の失業者対策など、首相の足下には問題は山積している。先頭
に立って一刻も早く解決すべきものばかりである。
東京五輪の大会組織委員会予算は3100億円。巨費を使うことに批判的な都民は多い。国民
は先の総選挙で「招致の顔」にしたくて民主党を押し上げたのではない。来年は参院選もある。
鳩山・民主党に期待している多くの国民の思いを忘れないで欲しい。