産経抄ファンクラブ第124集at MASS
産経抄ファンクラブ第124集 - 暇つぶし2ch540:文責・名無しさん
09/09/10 04:06:11 5f5lSZIz0
【産経抄】9月10日
2009.9.10 02:54

 みんなの話を聞いていると、気がめいってくる。本来ならこの場を仕切って当然の経歴
だというのに、若手の連中ときたら、聞く耳もたない。自民党のベテラン大物議員の嘆き
が聞こえるようだ。

 ▼先日の自民党両院議員総会は、怒号とヤジが飛び交うなか、首相指名選挙で、若林正
俊元農水相の名を投じることを決めた。衆院選大敗のうらみのぶつけ合いが、世代間対立
に発展しつつある。菊池寛の短編小説『入れ札』の主人公、稲荷(いなり)の九郎助(く
ろすけ)も、同じような思いで、国定忠次一家の乾児(こぶん)たちのやりとりを見守っ
ていた。

 ▼一行は代官を斬(き)り殺し、信州路へ落ちていく途中だった。忠次は11人の乾児
から3人だけを連れていくことにする。問題は、入れ札、つまり投票という3人の選出法
だった。九郎助は、一番の兄分でありながら、喧嘩(けんか)場での失態から声望を失い
つつあった。卑怯(ひきょう)な手を使って、札を集めようとするが、結果は、忠次の意
中の3人と見事に一致していた。

 ▼今月28日に行われる総裁選は、自民党再生への第一歩となるはずだった。これまで
派閥や実力者が主導してきた「入れ札」の問題点は、はっきりしている。当人の識見、人
柄、リーダーシップより、国民の受けのよさが、必要以上に重視されてきた。

 ▼菊池寛が書いたように、しがらみのない「入れ札」なら、みんなの納得する人物が選
ばれる可能性が高い。それなのに、この期に及んで、立候補に必要な推薦人を20人とす
る従来の党則は変えないという。ハードルが高いままでは、フレッシュな人材が出てくる
のは難しい。

 ▼きのう、民主、社民、国民新の3党は、ついに連立政権樹立で合意に達した。対する
野党自民党は、まだ「解党的出直し」の覚悟ができていないらしい。


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