09/08/30 01:08:43 RA3Z5j5b0
BRICsでも中国がロシアを制しているのは、中国は地方分権国家だからだ。
ロシアは日本と同じ中央集権国家だ。それに比べ、中国は良くも悪くも地域によってバラバラ。
個性がある。中国と言っても一言で言い表せないのだ。金融街からIT街、農業地域、カジノ街、自動車工場街と
色のあるアメリカと似ている。中国も地域によって全く違う顔を持つ。
日本は大阪でさえ府知事と市長で利権争いがある。新幹線も淀川の向こうで大阪駅じゃない。
大阪で何かしようと思っても知事と市長がいるので、提出する処理は2倍、コストも2倍、時間も2倍(実際は一人1秒で即決してももう一人が1年かけるケースもあるが)だ。
それだけ無駄があるということだ。大阪だけでもそうなのに、更に中央が出てくる。
これでもうパンク状態だ。地方分権賛成派も税金の無駄がなくなると考えている。
確かにそうだが(だから反対派は腐るほどいる)、そこで止まらずに中国のように世界中のマネーを集める発想をしてほしい。
日本国民の税金だけでなく、外国人が出資した金で国家を運営する。上場企業と同じ理屈だ(中小と違い別に社長の貯金じゃないだろ)。
中国は地方分権国家なので、例えば農村部には興味はなくても香港に金が集まる。
地域によって英語の普及率も全く違う。
日本は良くも悪くも全国一律だ。九州と大阪と東京と北海道の英語普及率を比較しても大差ない。
法律も同じ。いろんなシステムが全国一律。
地方分権を進めれば、九州なら第二言語に中国語、北海道ならロシア語と個性が出るかもしれない。
BRICs言語習得に力を入れたとしても、北と南で全く違う顔になりえる。
そもそも、大きな変化なんてものは、図体がデカすぎるとできないものだ。
全国一律で○○します と言っても何もできない。結局、平均をとるので大きなリターンも生まない。
日本は色がないので、地方は東京の下部組織になっている。東京がヘタれば日本全国一緒にヘタる。こんな状態だ。
と言っても、地方分権は税金を効率的に日本の為に使うシステムであり、海外からの投資を集め日本の為に使うシステムであるので、
反対者は腐るほどいる。効率の良いことをすると困る人が日本には多すぎる。
なので、表面だけの地方分権になるだろう。これも平均をとって無意味にするいつものパターンだ。