09/12/11 05:40:57 ybxY34Ad0
<11日付の「産経新聞」朝刊コラム「産経抄」>
小欄のデスクは、月刊誌「正論」の作業スペースと隣り合っている。その販売担当者の電話が、ここ数日鳴りやまない。
なぜか大阪市内の書店を中心に「正論」1月号の追加注文が相次いでいるのだ。どうやら、関西地区で最近放映された「たかじんのそこまで言って委員会」という番組が、原因らしい。
▼出演者の一人、評論家の宮崎哲弥さんが、1月号の巻頭論文「私はなぜ日本国民となったか」を取り上げ、「感動しました」と述べたという。テレビの威力はやはり侮れない。論文の筆者は、小紙読者にはおなじみの金美齢さんだ。
▼昭和9年に台湾に生まれ、日本に暮らすようになって50年になる今年9月、日本国籍を取った。番組は、これまで金さんのことを知らなかった視聴者が、こんな台湾人、いや日本人がいたのか、と目を見張る機会を与えてくれた。
ではなぜ金さんは、日本国民になったのか。
▼長年、台湾独立運動を闘ってきた金さんにとって、台湾人が昨年の総選挙で、独立より中国との経済交流拡大を優先する中国国民党を選んだ衝撃は大きかった。
その後、与党要人の北京詣でが始まり、台湾が中国のブラックホールにのみ込まれつつあるように、金さんの目には映る。
▼その伝でいけば、民主党の小沢一郎幹事長をトップとする総勢約600人の訪中こそ、中国の思う壼(つぼ)ではないのか。金さんにコメントをいただこうとしても、つかまらない。携帯電話には縁がない方なのだ。
▼日本国民になったもうひとつの理由は、3年前に亡くなったご主人との「純愛」にかかわりがある。ぜひ、論文に直接当たっていただきたい。
連日不愉快なニュースに向き合わされて、しおれかかった心に、元気を与えてくれること請け合いだ。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)