09/08/17 11:27:27 X0BpHVx00
メディア報道は「思考停止」 テレビは特に目立つ(連載「テレビ崩壊」第2回/郷原信郎教授に聞く)
URLリンク(news.livedoor.com)
(抜粋)
>自身の疑惑になるとうやむやにしてしまう
>―著書「思考停止社会」(講談社現代新書)の中で、章を立てて「思考停止するマスメディア」を取り上げています。
その話の中心はテレビメディアです。
>郷原 マスメディアの思考停止が顕著なのがテレビです。
「捏造」「隠ぺい」などの言葉を水戸黄門の「印籠」のように人々に提示し、
当事者の反論を許さず「とにかくけしからん」という結論を押し付けています。
短い言葉、それも口頭で伝える必要があるテレビは、特にこうした傾向があります。
>一方、ほかの企業には厳しく「捏造」などの疑惑の説明を求める彼らが、
自身の疑惑になるとうやむやにしてしまう例もあります。
>―テレビ全体に共通する構造的な問題があるということでしょうか。
>郷原 そうです。まず「視聴率と利益を追及する」ことと、真実に迫り、誤った放送をしないこと、この二つが調和しなくなっているのではないでしょうか。
広告減が進み、利益を上げるためには制作費を削る。
つまり、真実に迫るための取材にあまり金をかけることができなくなる一方で、視聴率を取るために、面白さが求められる。
世の中で実際に起きたことを単純化して、面白おかしく報じた方が視聴率を取れるということで、真実に反する放送が行われる恐れは一層大きくなっていくのです。
視聴率をバックにした広告収入で成立している現在の経営形態を抜本的から考え直す必要があると思います。