09/06/09 12:50:47 Am/sHFaS0
東京版 9日付
見ざる聞かざる、見たくない 大学生 逸見世自在(神奈川県鎌倉市 19)
3年間留学したスイスから帰国し、都内の大学に通っている。毎日の通勤ラッシュにも慣れて
きた。帰国投書は驚くばかりで浦島太郎だった。電車の中で老若男女問わずメールをし、MP3で
音楽を聴く光景に驚いた。まるで日光東照宮の「見ざる」「聞かざる」だ、と冷たい目で見ていた。
だが最近、彼らの姿を理解できるようにもなった。大学では皆、「空気を読む」ことばかり考えて
いてなかなか本音をいえない。「聞かざる」が耳を手でふさぐようにヘッドホンで自分の殻に閉じこ
もる気持ちも分からなくはない。だが、私は現状のままでは嫌だ。
「猿の惑星」では困る。
自民、民主のどちらの党が総選挙後の政権を担うか分からないが、次期首相には窮屈な日本を打破
する政治を願いたい。予算117億円がついた「アニメの殿堂」のような箱モノだけでは、経済は潤っても
心は潤わないだろう。
もうこれ以上、日本に猿を増やしてはいけないし、早く人間に戻してほしいと思う。
無論、新たな「言わざる」の出現は真っ平ご免だ。
上から目線のゆとり