09/09/26 08:26:28 I0GSCJBP0
戦闘者 野村秋介の軌跡 糸山英太郎襲撃事件~『住友銀行の黒い霧』木村勝美著より (前半後半略)
URLリンク(syusuke3821.hp.infoseek.co.jp)
野村は、糸山陣営から押しつけられた300枚のパーティー券を、その会社から引き取ると、18年の獄中生活でつちかった人脈を使って稲川会、住吉連合、山口組などにばらまいた。
このうち100枚が山口組系後藤組に流れたのである。後藤組長は頭が切れた。野村とは昵懇の間柄でもある。
彼は、野村の意図を感じ取ると、若い組員に命じて糸山事務所に、「糸山先生のパーティーに出席を予定しているのだが、私らヤクザなので列席する諸先生方に
失礼があってはならんと思っておたずねするのですが、当日はどのような服装で行ったらよいのか教えていただきたい」 といった趣旨の電話をかけさせた。
これを事務員から伝え聞いた糸山が驚愕した。自民党の各領袖や有名財界人がつどうなかに、ヤクザが何百人も押しかけてきたらどうなるのか。
想像しただけでも空恐ろしいことだった。たぶん、糸山が警視庁に連絡をいれたのだろう。後藤組の電話から間もなしに、野村のところに公安係の警官がかけつけてきた。
正当に入手したパーティー券で会場に入るのだから、それがヤクザであろうと警察には阻止することはできない。彼らは、なすすべもなく引き揚げていった。
それと入れ替るようにして、糸山の弟が野村に泣きついてきた。これも徒労に終わった。