09/09/15 17:38:41 QdoCQVPv0
【朝日新聞】
こんなゆがんだ考えの持ち主が、こともあろうに自衛隊組織のトップにいたとは。驚き、あきれ、
そして心胆が寒くなるような事件である。日本の国益は深く傷ついた。
【読売新聞】
航空自衛隊のトップという立場を忘れた、極めて軽率な行為だ。日本の侵略だったことは否定できない。
これでは、自衛隊に対する国民や諸外国の信頼が揺らぎかねない。
【毎日新聞】
航空自衛隊のトップがゆがんだ歴史認識を堂々と発表する風潮に、驚くばかりだ。同氏の言動を許してしまった
政治の現状も指摘せざるを得ない。同氏を昇進させた防衛省に体質的な問題を覚える国民は多いに違いない。
【東京新聞・中日新聞】
侵略を正当化する偏った歴史観を持つ人物が空自トップを務めていた。アジアの人々から日本人の
歴史観に疑念を抱かれることがあっては、先人たちの苦労が水の泡になる。
【河北新報社】
この程度の判断力しか持ち合わせない人が、航空自衛隊のトップなのか。印象深いのは、論文が戦後史を
分析する視点を欠いていることだ。こんな認識が、省内でどの程度まで醸成されているものなのか。
【山陽新聞】
論文が政府見解と整合しないことは明らかだ。田母神氏は航空自衛隊トップでありながら、
それができなかった。防衛省は、人材登用の在り方も考える必要があるだろう。
【中国新聞】
気掛かりなのは、こうした歴史観が前空幕長だけの問題かどうかだ。例えば卒業した防衛大では、どんな教育が
行われているのだろうか。きちんとしたチェックを求めたい。
【琉球新報】
驚きを通り越して、あきれるほかない。いや、旧日本軍の亡霊が生き返ったかのような錯覚さえ覚えて、
あぜんとする思いだ。不祥事続きの防衛省だが、組織全体の抜本的な隊員教育が求められている。
【愛媛新聞】
論文はきわめていびつな考えに貫かれている。日中戦争にからみ「わが国は介石に引きずり
込まれた被害者」などとする一方、多くのアジア諸国が先の大戦を肯定的に評価している、と訴える。
防衛大の教育内容にも不信感を抱くが、相次ぐ不祥事を受けた防衛省改革を話し合う席上「歴史
教育の徹底」を強調したのが田母神氏というから、悪い冗談のようだ。