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「『プロジェクトX』に傷をつけてしまった」万引のNHK職員
12月1日19時49分配信 産経新聞
人気番組「プロジェクトX」の製作統括を務めた敏腕エグセグティブ・プロデューサーが万引で検挙されたことを受け、NHKは1日午後、緊急記者会見を開き、
コンプライアンス担当の八幡恒二理事が「信頼回復に全力を挙げているさなか、大変遺憾で重く受け止めている。視聴者のみなさまに深くおわびします」と陳謝した。
八幡理事によると、検挙されたのは制作局番組開発グループのエグゼクティブ・プロデューサーで、局次長クラスに相当する幹部。文化庁芸術作品賞や菊池寛賞などの受賞歴があり、
「外部での講演も多く、非常に意欲的で優秀という評判だった」(八幡理事)という。
最近は「東京カワイイ★TV」など若者向けコンテンツの開発に取り組んでいたが、勤務態度に問題はなく、金銭に困った様子もなかったという。
NHKの内部調査に対し、エグゼクティブ・プロデューサーは「『プロジェクトX』という番組に傷をつけてしまい、耐え難い気持ち。(NHKが)回復期に向かっているなかで、こうした事態を招いてしまい大変申し訳ない」と反省しているという。
ただ、動機や詳しい状況については、「警察の捜査中」(八幡理事)として明らかにしなかった。
NHKが事実を把握したのが発生から2日遅れの1日午前になってからだったことについて、八幡理事は「指導するクラスの人間であり、本人からすぐに連絡がほしかった」とし、「警察の処分や事実確認が終わってから、厳しい処分をしたい」と話している。
おりしもこの日は、NHKが力を入れるインターネットによる配信サービス「NHKオンデマンド」がスタートした当日。配信されるコンテンツの中にはこのエグゼクティブ・プロデューサーが手がけた番組が多数入っている。
この点について、NHK広報部では「番組とは切り離して考えたい」としている。