09/09/18 01:32:03 eT3OmSst0
正論を紹介しよう。
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真っ当な組閣
鳩山新政権が誕生した。
新内閣の布陣を見ると、小泉政権以来続いてきた「奇をてらう」要素が微塵もなく、久しぶりに真っ当な人事を見せられた思いがする。
これを鳩山総理が一人で考えたとしたら、鳩山氏に対する認識を改めなければならない。それほどに政治に熟達した知恵を感じさせる人事である。
人事は最高の権力行為であり、権力者の力量を余すところなく知ることが出来る。
人事によってあっという間に求心力が衰える事もあれば、逆に求心力を高めて組織が生き返る場合もある。
それは権力者が組織の中にどのような欲求と力関係とが存在しているかを読み解けるかにかかっている。
その上で力関係と欲求との連立方程式を解かなければならない。人事は簡単なものではない。
・・(中略)・・そして政治の知恵を感ずるのは、藤井財務大臣の起用である。
一時は小沢氏が反対であるとの情報が流れ、藤井財務大臣が実現すれば、鳩山総理が小沢氏に屈しない証になると言われた。
これは「二重権力論」を否定するための永田町らしい仕掛けである。
政権発足と同時にスタートする最大の仕事は予算編成と補正予算の組み替えである。
これをやれるのは藤井氏を置いて他にない。藤井氏の起用は以前から決まっていたと私は思う。小沢氏にも異論があるはずはない。
ただそれが鳩山総理の主導権を強調する仕掛けに使われた。
この組閣は様々な角度から練りに練られているのである。
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全文、読むに値する名論評である。