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「嫌麻生」広がり、自民若手・中堅の「マグマ」噴出?
2月21日22時15分配信 読売新聞
麻生政権の支持率低迷と相次ぐ失策に、自民党の若手・中堅議員が不満や危機感を募らせている。
「嫌麻生」とも言うべき空気が広がる中、中川昭一前財務・金融相の辞任で「首相に見切りをつけた」(津島派若手)という議員が増え、「麻生降ろし」で独自候補擁立を模索する動きもある。
だが、党執行部は衆院解散をちらつかせて引き締めを強める構えで、たまった「マグマ」が噴き出すかどうかは不透明だ。
◆地元の突き上げ
当選1回の平将明衆院議員(山崎派)は21日夕、東京都大田区内での街頭演説で、「首相はこれだけ批判が高まっているのだから謙虚に反省してほしい。
2009年度予算が通ったら、総裁選を前倒しした上で衆院を解散し、国民の信を問うべきだ」と、首相の「4月退陣」を暗に求めた。
若手・中堅の間でこうした反発が強まる背景には、選挙基盤が弱く、選挙区を頻繁に回ることで有権者から突き上げを受ける機会が多いため、政権批判に敏感になっていることがある。
首都圏の当選1回の衆院議員は21日、支持者から中川氏の辞任などを厳しく批判された末に、「次の選挙でダメでもあきらめないでね」とまで言われた。
「政策ならいくらでも説明できるのに、首相や中川氏の個人的な問題への批判だから……」と嘆いた。
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