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ES細胞から大脳皮質組織=再生医療や新薬開発に応用も-理研
11月6日6時21分配信 時事通信
あらゆる組織に分化する能力を持つ胚(はい)性幹(ES)細胞から大脳皮質の立体的な組織を作りだし、神経活動を再現することに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の研究グループが初めて成功した。
再生医療や新薬開発などに応用できる可能性があるという。研究成果は6日、米科学誌「セル・ステム・セル」オンライン版に掲載された。
グループはマウスのES細胞の培養方法を改良し、大脳皮質の前段階の前駆細胞を以前より高効率で分化させることに成功。さらにマウスの胎児の大脳皮質と同じ、4つの細胞の層で構成される立体的な球形の組織を作り出した。
ヒトES細胞にこの培養法を応用したところ、46日目にはマウスと同様に、初期の胎児で見られる四層構造(成人では六層)の組織が発生。ヒトの人工多能性幹(iPS)細胞からも同じように誘導できた。