09/01/06 17:45:31 MVbUAnqI0
ゲリラ豪雨を予知、3大都市圏に高精度観測レーダー設置へ
1月6日16時3分配信 読売新聞
局地的に発生する「ゲリラ豪雨」をとらえるため、国土交通省は2009年度、東京、大阪、名古屋の3大都市圏に高精度の観測レーダーを新たに約10基設置し、10年夏から稼働させる方針を決めた。
コンクリート舗装が進んだ都市部では河川の急な増水による水難事故が起こりやすいことから優先的に配備する。
観測データを1分間隔でインターネット上に配信し、川の周辺住民らに広く情報提供する。
観測レーダーは、発信した電波が雨粒にあたって跳ね返ってくる強さなどをもとに雨量を計測する仕組み。
同省にはすでに全国をカバーする計26基のレーダー網がある。
しかし、このレーダーは台風や梅雨前線など広い範囲の降雨を想定しているため、精度も1キロ・メートル四方程度で、狭い範囲のゲリラ豪雨はとらえにくかった。
新たに配備するレーダーの精度は250~500メートル四方で、従来より最大16倍の情報を得られるほか、風向きなどをとらえることで降雨域の変化も予測できる。
観測からネット配信までの時間も「7分遅れ」から「1分遅れ」にスピードアップし、情報更新の間隔も「5分」から「1分」に短縮できる。配備費用は総額約30億円の見込み。
最終更新:1月6日16時3分