08/11/25 14:35:52 +oxzj9er0
この記事からだけでは、逆に「肺癌を作ってみただけ」とか、「肺癌を作ることに成功」した・・・とも読める。
とても「学術的発見」とは読めない。
議論が前後してしまう点、むしろ「学術的後退」ではないか?
では、なぜ「生物実験」したのか?
これからも「生物実験」するのか?
<自治医大>マウスの肺がん消失に成功
11月25日11時56分配信 毎日新聞
肺がん遺伝子が作る酵素の働きを抑える化合物で、マウスの肺がんを消失させることに、自治医科大などの研究チームが成功した。
肺がんの新たな治療薬として期待される。25日、米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載された。
チームは昨年、肺がん男性患者から、がん化にかかわる遺伝子「EML4-ALK」を発見。肺がん患者の約5%がこの遺伝子を持っていることが分かっている。
この遺伝子が肺がんを起こすことを確かめるため、肺だけで遺伝子が働くように操作したマウスを作ったところ、生後1~2週間で両肺にがんができた。
さらに、この遺伝子が作る酵素の働きを阻害する化合物を作り、肺がんマウス10匹に1日1回経口投与した。
投与開始から25日ですべてのマウスのがんが消失した。
投与しなかった肺がんマウス10匹は、がんが両肺に広がり、9匹が1カ月以内に死んだ。
肺がんの治療薬としては「イレッサ」があるが、副作用がある上、効く患者が限られる。
この化合物は別のタイプの肺がんへの効果が期待できるといい、既に複数の製薬会社が治療薬開発に着手している。
間野博行・自治医科大教授は「投与したマウスの臓器や血液を調べたが、副作用はみられない」と話している。【下桐実雅子】