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私は95年1月17日の阪神・淡路大震災発生(M7.3)の2時間後、神戸市のがれきの中
にいました。世界中のメディアが日本人の冷静な態度を驚嘆と畏敬をもって伝えていま
したが、現実はそんなきれいごとではありません。地震直後から泥棒や暴力犯罪が起き
、恥ずべき女性へのレイプ事件も起こっていたのです。
地震の2日後、トラックを目撃しました。もちろん、救援なんかではない。倒壊した
家屋から根こそぎ金目の物を盗みにきた略奪集団です。
若い女性が深夜、無理やりトイレに連れ込まれ、レイプされたという報告も聞いてい
ます。極限の緊張状態で、すべての男たちの精神が正常であるとは限らないのです。
商店街の店主は4、5人単位で武装し、略奪者から商品を守るため不寝(ねず)の番を
していました。
【2008年5月23日掲載記事】
■ソース(infoseek・日刊ゲンダイ)
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