09/07/27 21:32:01 fx//yXxW0
今朝の産経抄
何かにつけ大阪の話題引き合いに出さないと気にすまないのか?
そもそも門真で欧州産カタツムリ大発生してた?
週末にスーパーの魚売り場をうろついていたら、なじみのない貝が
目に留まった。白っぽい灰色の二枚貝で、7~8センチほどの大きさだ。
「千葉産天然ホンビノスガイ」と表示がある。店の人は、酒蒸しなど、
ハマグリと同じ調理法でいいという。
▼買って帰って、調べてみた。北米原産で、あちらでは、主にクラム
チャウダーにして食べる。約10年前から、東京湾で見つかるようになった。
船の重心安定のために入れる海水に紛れ込んで運ばれてきた、との説が有力だ。
海水の汚染に強く、今も増え続けている。江戸前の新顔というわけだ。
▼大阪府門真市の団地では、フランス料理の「エスカルゴ」となる
欧州産カタツムリが大量発生して、話題になったばかりだ。
農作物を食い荒らす恐れがあり、団地では早速駆除に乗り出した。
テレビで試食会の様子を見たが、「大阪産天然エスカルゴ」として
売り出すほどの味ではなさそうだ。
▼うまい、まずいを論じているうちはまだいい。平成17年に施行された
「外来生物法」で指定された生物との戦いは深刻さを増している。
たとえば、沖縄や奄美大島で、いくつかの在来生物を絶滅の危機に
追い込んでいるマングースが先月、海を渡って鹿児島市内でも、
生息が確認された。外来生物については、徹底的な駆除とある程度
の受け入れという、二面作戦を今後も続けていくしかない。
▼くだんの貝は、すまし汁にした。火加減が難しく、身は少し硬く
なったけれど、いいだしが出た。ある高名な食通が、日本の究極の味
はとの質問に、ハマグリと答えたと、聞いたことがある。
▼売り場の隣には、100グラム88円の同じ値段で、中国産養殖の
ハマグリがあった。今では、どちらが日本の味というべきなのだろう。