08/08/06 12:54:51 FwdZLd5S0
麻生幹事長「国債発行枠30兆円にこだわらず」景気対策優先を強調
8月6日9時39分配信 産経新聞
自民党の麻生太郎幹事長は5日、産経新聞などのインタビューに応じ、かつて小泉純一郎元首相が公約として掲げた新規国債発行枠「30兆円」について、
「先行き不安が一番ダメだ。景気対策が優先されるべきで(30兆円枠に)こだわらない」と述べ、国債の発行をより機動的に実施すべきだとの考えを示した。
麻生氏は、景気の現状については「『踊り場』ではない。後退していると思う」と厳しい見方を示した上で、政府が財政健全化の目標に掲げる平成23年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化達成については、
「目標を掲げきちんと対応していくのは当然だ。ただ経済情勢は以前よりも厳しくなっている。プライマリーバランスを優先させ、景気がさらに悪くなるのは取るべき選択ではない」として、目標年度の先送りも選択肢のひとつだとの認識を示した。
麻生氏は、財政支出を伴わない景気刺激策については「手口はいくつもある。膨大な予算を使うバラまきとは違う」として、政府がかつて実施した中小企業向け融資にからむ30兆円規模の信用保証制度の例を挙げた。
プライマリーバランスについては、福田康夫首相は5日、首相官邸で記者団に対し「困難は困難だが、あらゆる方策を使って達成する心構えが極めて大事だし実現したい」と述べ、目標を堅持する姿勢を強調した。