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国交省公用車談合疑惑 元運転手「実働1日2時間」
6月20日4時26分配信 産経新聞
1400台もの公用車を保有する国土交通省の地方整備局。運転・管理業務を最も多く受注している日本道路興運の元運転手は産経新聞の取材に「実働は1日2、3時間。ヒマ過ぎてつらい」と語った。
元運転手は、公用車の必要性を強調する地方整備局の主張についても否定した。運転手の証言からも、地方整備局が、税金が投入された運転手付き公用車を“無駄遣い”している実態が鮮明となってきた。元運転手の証言は次の通り。
--どのような用途に使っているのか
「パートの女性を乗せて郵便局や銀行へお使いに行ったり、職員を建設現場に連れて行くなど、ちょっとした移動がほとんど。職員が自分で運転したり、バスやタクシーでも十分行ける用事も少なくない」
--実働はどれくらいか
「1日9時間拘束で8時間勤務だが、実働はふつう、1日に2、3時間程度。災害があれば睡眠時間もままならないが、少ない日は1、2時間しか外に出ず、100キロも走らない。1回も出ない日もある」
--それでも事務所で待機しているのか
「待機所に雑誌とテレビが置いてあって時間をつぶしている。正直、ヒマ過ぎてつらい。職員が運転すればいいと思う」
--地方整備局は、職員が移動の際に脇見運転をせずに道路チェックをするためにも運転手が必要と説明している
「自分が乗せた職員はあまり外を見ていない。道路に落下物がないか、損壊がないかはパトロール車がやっている」
--職員が行く現場には駐車場がないので、運転手が必要だともしているが
「職員が行く建設現場や用地買収の交渉地は、これから道路ができるくらいだから何もない場所がほとんど。空き地に止めている」
--移動しながら会議をすることもあるので、400万円を超える大型高級車が必要とも説明している
「めったに大人数は乗せないし、会議と言うほどの話をしているのを聞いたことはない」
--地方整備局はなぜ運転手が必要だと言っていると思うか
「事故が起きたときの責任逃れ。業務委託でなく、運転手を直接、雇用したとしても、かかるお金は変わらないのではないか。運転手は薄給でボーナスも減っているが、国交省から天下ってきた幹部は高給をもらっている」