08/04/26 20:58:32 VRRDGvHE0
>>142 の続き
選挙で圧勝したことで小泉首相がさらに「弱肉強食」の経済政策を推し進めるのは確実だ。
「小泉・竹中路線は、典型的な『新自由主義』です。強い企業と、強い個人をさらに強くし、
全体を引っ張る。弱者は関係ないという考えです。すでに日本は二極化が急ピッチで進んで
しまっている。80年代は、上位20%と下位20%の所得水準の開きは10倍以内だったが、
いまや168倍に広がっています。300議席を取った小泉政権が、さらにこの路線を加速
させるのは間違いない。これまで、なんとか『負け組』に落ちずに踏ん張っていた国民が、
次々と脱落していくことになるでしょう」(帝京大教授・降旗節雄氏=経済学)
小泉・竹中コンビが目指しているのは、米国型の社会だ。
「ハリケーンに襲われた米ニューオーリンズが、日本の将来を暗示しています。金持ちは
クルマで逃げて助かったが、貧乏人は避難するための自動車もなく死んでいった。
米国には一握りの『勝ち組』と大多数の『負け組』の2種類の人間が住んでいる。中産階級の
多い日本は安定した社会だったのに、小泉改革で殺伐とした社会に一変してしまうでしょう」
(降旗節雄氏=前出)
本紙はこれまで、小泉内閣が進める「二極化社会」で本当にいいのか、何度も警鐘を
鳴らしてきたが、この結果には、もはや呆れて言葉もない。
※ 2005年に大マスコミがこうしたことを言わなかった不思議。