08/07/24 06:43:14 ATC91TZV0
フジテレビ株主総会直前の
会場外情宣活動を暴力で弾圧
フジテレビ株主総会の直前に、会場外での株主らの情宣活動を暴力で弾圧する事件が起こった。
フジテレビ首脳は総会の答弁で同社側が弾圧をしかけたと事実上認めた。
御用組合しかなかった産経新聞グループ内で、1994年に反リストラ産経労を結成したことで
不当解雇された松沢弘委員長らは98年以来、フジテレビの株主総会当日、支援する労組や、
報道被害者らと共に、株主に対するアピール、情宣活動を展開してきたが、フジテレビ側はこれまで、
大がかりな妨害を加えることはなかった。
ところが今年6月27日の株主総会開始1時間前、新交通「ゆりかもめ」の腕章を付けた職員ら
十数名が、台場駅改札から会場のホテルグランパシフィックメリディアンに向かう通路を狭くした上、
情宣活動参加者たちに体当たりし突き倒すなど暴行。転倒させられた松沢さんは全治5日間の
打撲傷を負った。湾岸警察の署員約20名も出動し、「退去」を求める警告を発するなどして活動を
物理的に妨害した。「フジテレビ・スタッフ」の名札をつけた男らや、ホテル職員もこれに加わった。
松沢さんら反リストラ産経労の株主は連名で事前に、(1)フジテレビの全額出資子会社・扶桑社の
歴史教科書作りを引き継ぐ育鵬社の資本金3億円は、安倍晋三前首相が日枝久・フジテレビ会長に
働きかけ出させたという金額と符合するが真相を明らかにせよ、(2)フジテレビを10月に認定放送持株会社に
移行させる議案は、新設分割する会社の経営陣が全員現役員と同一で、日枝氏独裁体制の永久化が
狙いであり、撤回を求める等の質問状を提出していた。
しかし総会で日枝会長は質問状への回答を拒否し、他の役員に答えさせた案件でも、おざなりな
答弁に終始。「業績悪化の対策に経費や人件費を削減して社員や下請け会社をいじめるのではなく、
ライブドア株での345億円もの巨額損失をまず日枝氏ら役員が返済するべきだ」との松沢さんの追及に
会場から大きな拍手が起こったが、日枝氏はこれも他の役員に振り当て、まともな回答もさせなかった。