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CIAやFBI なぜバレたのか ウィキペディアの修正疑惑2007/8/20
参加者の共同作業で執筆、編集されるインターネット上の「百科事典」Wikipedia(ウィキペディア)を巡り、
米中央情報局(CIA)関係者が「我田引水」の「修正」をしたのではないか、という疑惑が浮上した。
当事者が記述内容を修正して議論を呼んだケースは日本でも起きており、その「中立性」が揺らいでいる。
「ウソの塊」という批判から「集合知の実現」というバラ色の未来を描く楽観論まであるウィキペディアは、どこに向かうのか。
「WikiScanner」というプログラムで判明
CIAとFBIの編集「疑惑」を報じるロイター電子版
CIAに関する「疑惑」を報じたのは、2007年8月16日のロイター(米国・電子版)だ。
記事によると、ウィキペディアに載っていたイラク戦争の犠牲者の写真が加工され、記述にあった多くの数字は「推計だ」と書き加えられた。
また、元CIA長官のウィリアム・コルビー氏の経歴についても、ベトナム戦争のとき和平プログラムを推進した、といういわば「功績」が加えられた。
また、米連邦捜査局(FBI)についても、テロ容疑者を収容し、虐待問題などが表面化した米グアンタナモ基地の航空・衛星写真を削除した疑いが持たれている。
米国の研究機関メンバーが開発した「WikiScanner」というプログラムを使い、ウィキペディアの編集に使ったコンピューターがどこにあるのかを調べた結果、判明した。
記事では、CIAとFBIのコンピューターを使ってウィキペディアを編集したことが「WikiScanner」で分かったとしている。
ウィキペディアの運営組織の女性広報担当者は、公平性のガイドラインに違反する、との考えを述べている。CIA報道官は、記述の変更にCIAのコンピューターが使われたか確認できない、とした上で「コンピューターは責任を持って運用されていると考えている」と答えている。
FBIからは回答はなかった、としている。