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大学同級生を片思い…付きまとって刺殺
26日午前7時半すぎ、北海道函館市北美原、無量林(むりょうばやし)博昭さん方前で、長女の会社員智子さん(23)が若い男にナイフで刺され、
病院に運ばれたが間もなく出血性ショックで死亡した。道警函館中央署は同日、殺人の疑いで同市宮前町、無職中原哲也容疑者(22)を逮捕した。
調べに「智子さんに好意を寄せていた」と話し、容疑を認めている。智子さんとは大学時代の同級生だった。
調べでは、勤務先に送ってもらおうと智子さんが母親(57)の車に乗ったところ、ナイフを持った中原容疑者が現れた。智子さんは助手席から引きずり降ろされ、
胸などを刺された。 同容疑者はレンタカーで逃走したが、同8時ごろ「人を刺した。いま函館西署の前にいる」と110番し、身柄を確保された。
車内から凶器とみられる折り畳みナイフ(刃渡り約10センチ)が見つかった。「智子さんに好意を寄せていた」「殺そうと思った」と供述しているという。
智子さんと同容疑者は、北海道教育大函館校の教育学部の元同級生。教育実習先が同じ学校で知り合ったが、親しい間柄ではなかったという。関係者によると、
同容疑者は1年ほど前、智子さんの自宅前で待ち伏せするなど付きまとっていた。今月15日、所用で大学を訪れた智子さんは
「(同容疑者が)2~3日前に『相談に乗ってもらいたい』と、職場まで来たが(相談内容は)職場まで来て話さなければいけないような内容ではなかった。
『職場には来ないで』と伝えたが、身の危険を感じている」と漏らしていた。相談を受けた副学長は「あと1回付きまとわれたら警察に相談しよう」と答えたという。
智子さんは函館中部高出身。2年時にはNHK杯全国高校放送コンテストに北海道代表として出場し、仲間と制作した作品は創作ラジオドラマ部門で優勝している。
当時の男性顧問(50)は「明るく前向きで努力家。みんなに好かれていた。作品では彼女でなければできない一人二役もやってくれた」。
今年3月に大学を卒業後、生命保険会社の函館支社に勤務していた。
中原容疑者は岡山市内の高校の出身。2年時には病気を理由に4カ月間休学し、指導教官に「友人ができない。一生懸命つくろうとしても空回りする」と漏らしていた。