07/11/28 00:40:22 1FM4IjKn0
特集ワイド:がんと闘う筑紫哲也さんに聞く
紅茶2杯で3時間。斜光の入るレストランの個室で、筑紫哲也さん(72)は終始ニコニコしていた。「がんは面白い病気」と語れる
ようになった筑紫さんは今、無常だからこそ輝く人生を、そのありがたさを感じているという。
事務所のある赤坂のビルまで迎えに上がると、青いシャツに黒のジャケットというラフな格好で下りてきた。療養中にしては、はつ
らつとしている。
半年ぶりにテレビ出演した先月は、つけ毛が話題になったが、「生えてきたので、今は自毛です」と少し恥ずかしそうな顔をした。
「もともと髪が多いから、局で『視聴者がショックを受ける』なんて言われて、つけ毛にされて。でも、嫌だから自分でばらしたんです」
(中略)
今は週に1回、立命館大で講義し、あとは「源氏物語」を猛烈な勢いで読んでいるそうだ。
「入院中にじっくり読んだのは新渡戸稲造の『武士道』。古典が面白くてね。それと、仏像や日本画をしみじみと見るというのかな…
…。これって、なんだろうと思う。これから先、見ることはないという、見納めの心理も働いているんでしょうが、すべてにありがたさを
感じる。そう思いながら味わえる何日かが、あとどのくらい続くか分からないけど。その日々、月日があるというのは、急に逝くよりい
いんじゃないか、なんて思うんです」
URLリンク(mainichi.jp)
URLリンク(mainichi.jp)
URLリンク(mainichi.jp)
URLリンク(mainichi.jp)