07/11/23 02:03:02 7bB1zhvw0
>>141
歴史は、客観性、主観性、神話性の3つで成り立ってる。
歴史は、膨大な資料の中から、事実を選択的に抽出して並べて物語の形式にする。
・まずは事実でなければならない。これが客観性。
・技術史、政治史、生活史、戦争史など、歴史には種類が多くある。
立場も違えば歴史観も変わる。これが主観性。
・最後が特殊で神話性。ウソでも、最もらしいと歴史として
語られてしまう。「ワシントンが桜の木を切ったのを正直に告白した」の、
類いの作り話がこれに入る。場合によっては意図的にデマを撒くこともある。
歴史が合っていたとしても、政治に使う理由にはならない。
一方で、歴史は政治で利用される事が多々ある。政治家も歴史を利用する。
そして、史実の中から、なにを選択するのか選んでいる時点で、既に主観が入ってる。
つまり、「南京の真実を語るんだ!」と考えてる時点で、それが事実であっても
主観に基づいて動いているのだ。だけど、無関心の人からすれば、
無関心である自分たちこそが真実であって、本当の事実の方は真実味にかける。
事実ではあっても、真実ではないのだ。