07/10/07 22:10:14 oDQjASCu0
効果が出てしまったか?
文科相「元通り困難」軍強制 認めぬ見通し 検定撤回なお否定
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【東京】沖縄戦「集団自決(強制集団死)」への日本軍の強制を削除した教科書検定問題への対応で、
渡海紀三朗文部科学相が県民大会決議に盛り込まれた「記述の回復」について、「完全に元通りにするのは難しい」
との認識を周囲に伝えていたことが分かった。
複数の政府、与党関係者が五日明らかにした。関係者によると、渡海文科相は「ニュアンスの問題はあるが、
県民の意思がきちっと伝わる表現はできるのではないか」とも述べているという。
政府、自民党は教科書会社からの訂正申請に柔軟に対応する方針を示しているが、検定前に使用されていた
「軍による強制」の表現を弱めなければ承認されない見通しが強まり、記述の「原状回復」は困難な情勢だ。
関係者によると、渡海文科相は、もう一つの大会決議の「検定意見の撤回」については、「検定への政治介入で制度を
歪めることになる」として困難視。「(表現を弱めた形で)記述を回復することで、結果的に撤回になる」との判断を示しているという。
また、民主党などが求めている検定制度の見直しは「そこに踏み込むと時間がかかり、問題が複雑化する」とし、否定的な見方を示した。
渡海文科相は五日夕、首相官邸で町村信孝官房長官と会談し、検定問題について協議。「政治介入」とならない方法で、早急に対応する方針を確認した。
渡海文科相は会談後、記者団に対し「原則を確認した。しっかり検定制度を守ることが一つのポイント」と述べた。
今後の対応では「(来年度の教科書が印刷される)十二月まで引っ張っておくわけにもいかない。ゆっくりしてはいられない。
『やれることは何か。こういうことはやれる』ということについて、できるだけ早く結論を出したい」との認識を示した。