07/08/31 23:09:38 swlYOXcg0
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第89回全国高校野球選手権大会に三重代表で出場した宇治山田商の応援団の服装をめぐり、
産経新聞大阪本社発行の16日付朝刊に「『戦争想起』投書に過剰反応?甲子園で学ラン封印」とする
記事が掲載された。「学ランはもともと海軍の軍服で、戦争を思い起こさせるのは不適切」とする
投書が他の学校に届き、県教委の連絡を受けた宇治山田商が、県高校野球連盟と協議して
学ランをトレーナーに変更した、とする内容。だが同校や県教委、県高野連は事実関係を否定し、
投書の存在も確認されていない。同校は30日、産経新聞に訂正記事の掲載を申し入れた。
産経新聞は「学校関係者への取材に基づいて書いた。捏造ではない」としているが、投書の確認や
県教委への取材をしなかったことを認めており、実在しない投書をもとにした記事だった可能性が
強まっている。
(略)
同校によると、県教委から投書について連絡を受けた事実はなく、甲子園では03年の85回大会
出場時にOBから寄贈されたトレーナーを着ることを決めていた。県高野連からは、全国大会での
注意事項を確認する場で、「学ランは暑いからやめたほうがいい」と言われたという。
また、「85回大会出場時にもトレーナーを着用した。日の丸鉢巻きの使用は今年の三重大会が
初めてだった」と説明。記事の内容は事実に反するとしている。
記事掲載後、同校と県高野連は産経新聞大阪本社に抗議。同校によると、29日に森脇睦郎社会
部長らが同校を訪れ、「学校関係者の話を信じて記事を書いたが、裏取りの作業が欠けていたことは
認める」と説明し、争いのある記事なのでデータベースから削除した、と伝えたという。
産経新聞の記事の骨格部分となった投書について、朝日新聞が23、24の両日、三重大会に
出場した全67校の校長らに問い合わせたところ、全校が「投書は届いていない」と回答。県教委
スポーツ振興室も「思い当たるものは何もない」と話している。