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雑誌編集長の経験が長い花田氏は「メーンの人の顔に文字がかかるのはあまり例はない。
人の顔は一番読者にアピールできるものだが、それをつぶすというのは異例。
反安倍に力を入れている象徴みたいな表紙ですね」と呆れかえる。
メディア評論家の中宮崇氏も「週刊誌の表紙に堂々と、ここまで露骨にやるのは見たことがない。
朝日の元気が良すぎて歴史に残る語りぐさになりそうだ」と驚く。
「もともと反権力で安倍首相とのゴタゴタがなくてもそういう土壌はあったと思うが、
最近特に部数も減らし、他のメディアからも叩かれている。ここで発散しているかのようだ。
『週刊朝日』のロゴがなければどこかの過激派の機関誌に見える」
朝日Vs安倍首相-。バトルの発端となったのは、2005年1月12日付朝刊。朝日は慰安婦問題
を扱ったNHKの番組について、同局幹部が放送前に中川昭一衆院議員(現・政調会長)と安倍官房
副長官=当時=に呼び出されて放送中止を求められた結果、内容を改変したと報じた。当時、安倍氏は
「呼び出していない」と反論。謝罪しない朝日に対し、「報道機関としての信頼の回復はできず、
捏造(ねつぞう)体質を切除することはできない」と切って捨てた。
今年3月にはテレビ朝日系「サンデープロジェクト」で朝日編集委員が日興コーディアル証券の
上場維持に関し、「安倍事務所にすごく強い常務がおられて、その人が今度これをやって将来社長
だなんていううわさがね、ありますよ」と発言。首相の公設秘書らが同社と編集委員に対し、
損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。さらに、4月には週刊朝日が「長崎市長射殺事件と
安倍首相秘書との『接点』」との見出しを新聞広告に掲載。首相は「全く事実無根の捏造だ」とし、
同じく秘書らが提訴している。
花田氏は「(新聞も含めて)ここまでの安倍憎し報道は、ジャーナリズムの域を踏み外している
のではないか」と指摘するが、朝日はどう受け止めるのか。
ZAKZAK 2007/08/06
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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