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NEWS ZEROが夜のニュース戦争の新王者に!
7月末の参院選での民主党の圧勝が記憶に新しいが、想定外の大勝利を収めたのは民主党だけではなかった。
06年10月にスタートした日本テレビ系ニュース番組「NEWS ZERO」が、この7月の月間平均視聴率で、
ライバルの老舗ニュース番組TBS系筑紫哲也NEWS23を初めて下し、夜のニュース戦争の勝者になったことが1日、
明らかになった。
ZEROの7月月間視聴率は7.26%(6月は6.93%)。一方NEWS23は7.2%(6月は6.95%)。
ZEROスタート直後の06年10月分は、ZERO6.37%、NEWS23が7.40%と、NEWS23が1%以上差をつけており、
以降、7%台で安定的に視聴率をマークするNEWS23に比べ、ZEROは6%台と低迷が続いていた。
しかし5月14日、筑紫氏ががんを告白し休養に入って以降は、ピンチヒッターの元NHK膳場アナの魅力不足もあり、
NEWS23が急降下、6月には初めて月間平均が7%割れするなど大苦戦するようになった。
一方、ZEROは春改編で前番組が強化されたこともあり、ぐんぐんと数字を伸ばし始め、この7月に初めて月間平均7%
超えを達成するなど大きく飛躍することに成功した。
更に、先日の参院選特番を初めてZERO班で戦った日本テレビ系選挙特番「ZERO×選挙2007」も、事前には大苦戦
を予想されていたにも関わらず、蓋を開けて見れば「報道ステーション」「NEWS23」などの実績あるニュース番組ベース
の他局特番と、ほぼ互角の成績を残すなど、想定外の善戦を見せており、ニュースの世界では、政界より一足先に、
本格的な政権交代が実現したと言ってよいだろう。
同番組を統括するチーフプロデューサーは、マンネリ化していた朝の看板番組「ズームイン朝」の
リニュアルを成功させ、追いすがるフジ系「めざましテレビ」や躍進したTBS系「朝ズバッ!」を突き離して、
朝の情報番組の首位を守った山田克也氏。ZEROの成功により、朝と夜、2つの情報報道戦争を制する形となり、
今や局内では“グランドマスター”の異名すら誇るようになっているそうだが、
「あくまで1年は試行錯誤の期間だと考えており、1年以内に首位に立てるとは考えてなかった。もっともNEWS23は
高齢視聴者に依存しており、実際の数字とは別に、スポンサーに対する営業面では既にZEROが圧倒していた。
視聴率はあくまで付録にすぎない」
と余裕のコメント。