07/07/02 21:53:42 iRLkzCHo0
>>902
『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』という少し古い本(多分今は絶版)があるのですが、
それによると、戦後日本が、弱者としてアメリカに守ってもらいたいという希望と、
沖縄が弱者としてヤマトンチューに守ってもらいたいという希望は見事なまでに
相似形だったということです。これは事実そうなんだろうなと思います。
そして、「平和憲法」を置き土産にしたアメリカがさっぱり平和的でない(当然)ことに、
(一部の)日本人が失望したのと同様、ウチナンチューとしては、平和憲法を誇る(笑)
ヤマトンチューが、あくまでも「平和的手段で」沖縄を守ってくれるものだと思っていたんでしょう。
復帰前の沖縄は(今もですが)沖縄の基地の島になってしまった、その状態は
日本に復帰すればたちどころに解決され、みんなでお花畑でお手手つないでアハハウフフと
笑いあっていても大丈夫な生活を、ヤマトンチューは「平和的手段で」保証してくれる筈だった。
要するに、「強者」ヤマトンチューは「弱者」ウチナンチューを無条件で守ってくれる
(裏を返せばウチナンチューは弱者のままでいればよく、強者になる努力など必要ない)という
甘えと、すべての争いごとは話し合いで解決できるから軍備などもつ必要がないという
戦後民主主義思想独特のお花畑思想が融合して、現に日本国と分断されており、なおかつ
アメリカの軍隊が目の前でうろうろしている現状を見て、「日本に復帰さえすれば沖縄は楽園だ!」
と勘違いしちゃった結果が本土復帰運動だったんではないでしょうかね。
ついでに言うと今現在沖縄が政府に対して文句ばかりつけているのも理由は一緒で、
日本に復帰さえすればお花畑な生活が出来るはずだったのに現実はさっぱりそうならない、
平和憲法を頂き、なおかつ「強者」であるはずのヤマトンチューは平和的手段で「楽園・沖縄」を
実現汁!というのが本心なんじゃないでしょうか。
「沖縄戦」という歴史的事実は「強者・ヤマトンチュー」と「弱者・ウチナンチュー」という色眼鏡を
ウチナンチューにかけさせる役目を果しています。そしてここに「強者=絶対悪」「弱者=絶対善」
というおなじみのサヨク思想が付け入る隙がありますので、沖縄はどこまで行っても
弱者権力を振り回して要求するだけの人間となるわけです。