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26日 朝日新聞 東京版
沖縄県議会の訴えに応えよ。 無職 小泉信 (埼玉県川口市 69歳)
沖縄戦の際に、日本軍が住民に集団自決を強制したと取れる記述が、高校生の日本史教
科書から削除された。沖縄県議会はこの検定意見の撤回と記述の回復を求める意見書を全
会一致で可決した(22日夕刊)。
至極当然な要求といわなければならない。政府・文科省は今なぜ、これまで認めてきた
集団自決に関する記述を削除させ、変えようとしたのか。
政府は、米軍普天間飛行場の移設先で、自衛隊まで投入して強引に環境調査を推し進め
、沖縄県民に不信と反発の感情を抱かせてきた。いつになったら基地から解放されるのか
、全く展望が示されていない中で。沖縄戦で筆舌に尽くしがたい犠牲を強いられた県民に
とって、集団自決の記述削除や変更は到底容認できるものではない。私は89年まで埼玉県
議を務め、議会視察などで何度も沖縄を訪問した。県民の感情は多少なりとも知っている
つもりだ。62年前に沖縄戦の終わった「慰霊の日」の23日、平和の誓いを新たにしたに違
いない。
県民の歴史的経緯と現状を踏まえて、政府・文科省は沖縄県議会の検定意見に対する撤
回要求に、真摯に応えるべきである。