07/06/27 15:36:11 5+RwBENa0
>>684
いろんな新聞に投稿してる方のようです。
2007年6月27日中国新聞 広場
強すぎる首相の権限
無職 阿部 敏夫 75歳 広島県安芸郡
安倍晋三首相のトップダウンによって国会会期が七月五日まで十二日間延長することが決まった。
国会会期はそんなに軽いものなのか。会期中に野党の反対で法案が成立しなければ、
野党のチェック機能が働いたとみるべきで、政府与党は謙虚にそれに従うのが
議会制民主主義というものではあるまいか。
自由に会期延長ができるとすれば、そもそも会期設定の意味はない。
議会政治の根幹をなす野党のチェック機能をないがしろにするものだ。
しかも今回の会期延長は安倍首相の指示に基づくものである。
与党内で会期延長に異論を唱えた議員がほとんど見られなかったことも特徴である。
首相の専制政治を思わせる。
少しでも官邸の方針を批判すれば、たちまち袋だたきにあうというのが自民党の現状ではないか。
自民党議員に自由な言論を求むべくもないのだ。首相の方針にひたすら協賛していくことが
議員の務めであるかのようだ。
首相の権限が格段に強くなっている。閣僚の罷免権もその一つだが、
衆院選挙の小選挙区制が首相の権力の源泉になっていることも見逃せない。
総理総裁が一選挙区で一人しか当選できない衆院選の公認権を握っている以上、
公認を得られなければ当選がおぼつかない議員にとって、首相に逆らうことは難しいだろう。
これは実に恐ろしいことではないだろうか。議会制民主主義の再生のために
小選挙区制を含め現在の法制度を冷静に見直すことが必要だ。
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今更、小選挙区がどうとか言われても。