07/06/27 12:19:37 9Iido0+R0
25日大阪版
妖怪の宝庫はセイジ科なり
無職 熊澤伊佐美(高知市 96歳)
妖怪漫画の大御所、水木しげる先生は「近ごろ、妖怪が少なくなってきた」と
おっしゃるが、とんでもない。東京の千代田区あたりは妖怪の宝庫で、特にセ
イジ科に属する妖怪たちの暗躍はすさまじい。
種類としてはニマイジタ、ソデノシタ、ハラグロ、ウラガネなど。こいつらは
セイジケンキンという餌をばらまけば、いくらでも現れる。センセイと呼ばれ
ることを好み、センキョの季節には腰が低いが、変身して、ふんぞり返るので
始末が悪い。
日本を縄張りとするが、米国のブリョクコウシなる大妖怪には頭が上がらない。
どんな理不尽な要求も拒否できず、その飼い犬的存在と言えよう。
江戸の妖怪は人畜無害なものが多かったが、昨今は凶暴で、うっかり町も歩け
ない。ほら、あなたの後ろにも不気味な妖怪が、すきあらばと狙っている。
かくいう私もワカヅクリという類の妖怪だが、危険性はないので安心してくれ
たまえ。