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6月13日高知新聞投稿欄「声 ひろば」
市民監視行動を自衛隊はやめよ
大野義文(57歳・公務員、高知県高知市)
衝撃的な記事だ。六月七日付本紙の「陸自情報保全隊 議員や記者も監視 全国289の団体・
個人 本県は2団体」。社会面には「戦前に戻す気だ」との見出しがあるが、同日付夕刊(
総合版は八日付)の出放題「南国・人間失格」さんの「国民監視『戦前に戻す気』 『戦後』
に戻さぬ気です―自衛隊―国民殿」の方が、なるほどなあと納得させられてしまう。
ところで、約二十年前、自衛隊が重機訓練を安芸川河川敷で実施したことがあった。それに
対して、自然環境を破壊するとして反対行動を取った地域の労働組合の一員である僕が組合旗
を前面で振っていた時、高知駐屯司令の某氏は「課長がそんなことしてよいのか」と言った。
どうして僕が課長であることを知っているのか不思議に思ったが、後で聞くと、職場に僕の
ことを調べに来たそうだ。
国の軍隊である自衛隊は、国家政策や政府に反対する個人や団体は許せないのだろう。だが
「新たな戦前」に向かっていると言われる現在の政治状況の中で、決して今回の“特高もどき”
の行為は認められない。即時やめるべきだし、政府は過去の自衛隊の同種行為の有無を検証し
その実態を説明すべきだ。
現憲法下では存在に疑義があるとも言われる自衛隊のこれ以上の横暴な行動を許してはなら
ない。