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6月12日高知新聞投稿欄「声 ひろば」
憲法が戦後の平和 守ったのではない
井上高延(76歳、高知県高知市)
平和憲法を守っていれば日本は安泰だと信じるのは、現実を無視した一種の宗教的自己満足
でしかない。一九五〇年の朝鮮戦争以来、米軍の強大な通常戦力と核の抑止力によって旧ソ連
を元凶とする北朝鮮やその他の共産主義国の侵攻を阻止し、彼らの支配から免れたのである。
さもなければ、戦後六十年余、平和と自由を享受し、経済の発展、言いたい放題の言論の自由
は得られなかったであろう。
平和憲法を守る(九条を守る)日本は「弱い善人」である。善が悪より弱かったら悪の餌食
になるだけだ。善は悪に打ち勝つだけのパワーと精神力が必要だ。表も裏もある各国の武力を
背景にした国益優先の激烈な国際社会に対して、善のみに期待し依存する美辞麗句で飾り立て
た平和憲法は、気持ちよいにおいだけの香水のようなものだ。暴力(武力)の風が吹けば、
一瞬にして吹き飛ぶだろう。
憲法のために国民があるのではない。国民のために憲法があるのだ。都合が悪ければ改憲
するのが当然ではないか。独立国として、かかる火の粉も払えないような九条は撤廃する
べきだ。こんな日本国弱体化憲法にしがみついて護憲を叫ぶような一部野党は、この憲法を
つくったマッカーサーの日本亡国の意図を継承する反日政党と烙印(らくいん)を押されても
仕方あるまい。まさに内に敵ありである。
真の憂患は外より来らず内より来る