07/06/11 03:40:46 3rYNkwGO0
沖縄タイムス 6月10日(日)付「わたしの主張あなたの意見」より
軍隊を美化する映画の危うさ 山崎 和美(那覇市 主婦 56歳)
軍隊の民守るとやはったい粉
昌頭の句の季語ははったい粉(麦こがし)で数年前の慰霊の日に作った私の俳句です。
国が憲法九条の改正を目指す中、絶妙なタイミングで地上戦を知らない日本人によって作られた戦争映画が上映されています。
それらの映画の「国を守るために戦う」「愛する人を守るために死にに行く」
というような宣伝文句を目や耳にするたびにむせ返ってしまいそうになります。
そしてドロドロした地上戦のなかった戦艦大和や特攻隊の悲劇を取り上げた映画に、
戦争とは国を守る尊いもの、軍隊とは愛する人を守れるかっこいいものだと
思ってしまう若者たちが出てくるのではないか、と不安になります。
涙を誘うような戦争映画によって軍隊を美化することはある程度可能なのかもしれません。
しかし一つだけ断言できるのは、侵略戦争に巻き込まれたアジア諸国・南洋諸島・沖縄の人々を
欠落させた戦争映画では戦争や軍隊の本質を描くことはできないということです。
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逆に、このオバサンが言う事柄を扱ってさえいれば戦争や軍隊の本質を描いた事になる
という独りよがりな主張にむせ返ってしまいそうになりました。