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筑紫&TBSは完全に『客観報道』『検証』を放棄しています! これでも報道か!?
News23 多事争論 3月8日(木) 「よき敗者(グッド・ルーザー)」
URLリンク(www.tbs.co.jp)
日本が戦争に敗れて占領下に置かれやがて独立し、そして今、私たちの戦後のいわば基礎を
築いた指導者は吉田茂という総理大臣でありますが、その吉田さんが、日本がなぜ近代化に
こんなに成功したかについて書いた論文で「日本を決定した100年」という論文があります。
その中で吉田さんが書いていることの大変面白いと思うのは、日本が開国を迫られた時、
あるいは占領下に置かれた時、相手がすべて正しいとは思わなかったけれども、相手の美点を
認めそして立派な文明を持っているということを認めた。
つまり、日本は「よき敗者」=「グッド・ルーザー」であったと。そのことを日本の発展の1つの理由にしております。
慰安婦問題でニュースで報じられているようなことが続いておりますけれども、仮に、
軍の強制が直接であったか間接であったか、あるいは狭義の、あるいは広義の強制があったか
という、そういう議論をいくらしても、慰安所があって、慰安婦というものが存在したという
ことは消えません。こういう事をくどくどと説明して、どれほどの意味があるんだろうかと思います。
しかも河野談話というのでこの事に1つの終止符を打ったはずなのに、さらにこういう
議論を蒸し返すという事がどういう日本の国益になるのか、今後の外交やいろんな日米関係を
含めて何の得があるんだろうかと私は思います。
それよりも、いわばいろいろ言いたいことはあっても「よき敗者」、吉田さんもよくよき敗者
になるという事の方が、安倍さんは生産的でないと言っておりますが、その方がよほど生産的ではないでしょうか。
ちなみにこの吉田茂のお孫さんが麻生外務大臣であります。麻生さんはどう思われるんでしょう。