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『週刊新潮』 2007年3月22日号
「従軍慰安婦」問題のガン「河野談話」はこうして作られた
・・・・・・(前略)・・・・・・
石原氏の証言からは、日本は一方的に韓国に押し切られ、「初めに強制連行ありき」
だったことが窺える。当時、外政審議室からこの問題で相談を受けていた現代史家の
秦郁彦氏も言う。
「強制連行されたという人がいたら、連行される様子を覚えている家族や近所の住人など、
目撃者がいるはずです。事実関係の調査というなら、そこまでやらなければ、本人の話して
いることが本当なのか確かめたことにはなりません。私は外政審議室の担当者に、何度も
“ただ話を聞いてきたってダメですよ。それよりも、当時、慰安婦集めをしていた女衒を探して
聞いた方がよっぽど当時の状況について詳しく話してくれるでしょう”と忠告したのですが、
審議室の人は“そんなこと、とてもできませんよ”と言われるだけでした」
おまけに河野談話の取りまとめは拙速だった。ソウルでの聞き取り調査から、わずか5日後
に発表。その前日、秦氏にファックスで談話の文面が送られてきた。
「一読したところ、まるで大半の慰安婦に対して当時の官憲が強制連行をしたかのような
表現になっている。これはまずいと思い、審議室の人に“これだと軍による組織的な慰安婦の
強制連行をしたかのような表現になっている。これはまずいと思い、審議室の人に“これだと
軍による組織的な慰安婦の強制連行があったと解釈される危険があります。やってもないこと
を日本が認めるようなものですよ。これを出したら将来に必ず禍根を残しますよ”と言って全文
を書き直すべきだと主張したのです。でも、相手はもう土壇場の段階なのでとてもそんな時間
の余裕はない、と言う。後で聞いたら、審議室の事務局と河野官房長官との間で談話の内容
について揉めた、と。事務局側はかなり抵抗したそうですが、最後の段階で河野官房長官が
押し切るかたちで出してしまったそうです」
少なくとも、証言内容を確認するまで発表すべきではなかった。韓国への配慮を優先した
結果、日本は、組織的に慰安婦の強制連行を行った破廉恥な国という烙印を押されようと
している。・・・・・・(後略)・・・・・・