07/03/07 07:51:59 XFSjah1U0
論点整理の意味で、『今一番神に近い新聞』の御言葉を・・・
「君が代伴奏命令合憲」…昨日の新聞にそんな見出しを見かけて、うんざりした。
入学式で君が代のピアノ伴奏をしなかったとして戒告処分を受けた女性音楽教師の訴えを、
最高裁が退けたという記事で、伴奏を命じた校長の職務命令は憲法に反しないというものだ
▼当たり前のことだが、それが当たり前でないところに日本の不思議さがある。
思想、良心の自由を損なうからピアノ伴奏を拒否したという理由がそのまま認められるなら、
学校は音楽教師を採用する時、その点を質す必要がある。
「君が代だけは弾けません」というのなら当然不採用となる。しかしそんな思想調査は許されまい
▼採用するからには、音楽教師としての職務をまっとうしてくれるだろうという前提の下に選考する
のであって、「国歌、国旗は嫌い。強制はいやだ」と最初から旗幟を鮮明にし、それでよかったら
採用して下さいというのであれば、採用した側も職務命令は出すまい。
しかし公教育というのは教える側にも教えられる側にも強制はともなう
▼それがなければなんでも自由ということになろう。
伴奏はおろか、指導要領も校長や教頭の指示も無視なんて自由が許されたら規律は成り立たない。
もし思想、良心が服務規定より優先されるのなら、さっさと辞めてそれが認められる職場に移れば
いい。それがいやなら面従腹背でも心の中で信条を守ればいいのである。そこまで誰も立ち入らない
▼「国旗国歌に尊崇を払わない国家というものを、私は訪れたことのある百十数カ国で見たことが
ない」と作家の曾野綾子さんは言い、日本では平和教育という名の下、それがおろそかにされている
現況を指摘するが、こんな戦術からはそろそろ“卒業”する時だろう。
東海新報社 世迷言2007/3/1
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