07/02/13 22:26:40 Uudiq7Kw0
2002年2月20日 「声」 福岡版
アジアの悲劇 今もなお続く 高校生 西 麻耶 (福岡県春日市 18歳)
「女たちがつくるアジア」という本を読んだ。今もなお日本が引き起こしている数多くの悲劇が取り上げられている。
フィリピンやタイの女性たちの問題。日本に売られた女性たちは実も心も傷ついて母国に帰り、将来の希望を失い、
暗い過去を背負って生きていく。
ある東南アジアの開発では多くの木材が伐採され、ダムが建設されている。森を頼って生活している現地の人の
生活を破壊し、環境汚染などにより生命までも脅かしている。日本の生活が良くなるほど、生活が困難になる
アジアの人が大勢いる。
私はこの現実を知り、何度も本を閉じたくなった。しかし、これらの問題に背を向けてはいけないのだ。これから
社会を担っていく私たちがこの現実を受け止め、問題解決に取り組まなければならない。
私は、国際社会について十分学べる大学に進路が決まった。これから4年間しっかり勉強し、アジアを取り巻く
問題を解決していく仕事に携わりたいと思う。