07/02/04 02:26:47 IdaVc4Tq0
毎週読む度に違和感を抱き、「お前が言うなよ!」と言う感想を持つ週刊新潮の連載。
詳しくは読んで欲しいけど、今週号のものは、先週のものにも増して酷かった。
書いている作家が、外国にいる日本人が書いた作文の審査委員を務めたらしく、
その際に印象に残った作文についての感想と自信の考えを書いたもの。
香港で日本語を教えている人が、教え子の女性から月謝を貰うのに
他の人は現金を何にも包まずに渡すのに、その女性だけが封筒に入れて渡した。
何故かと理由を聞くと、「日本のドラマが好きな夫がそうしろ」と言ったからとのこと。
その先生は、日本の文化を教えるのも兼ねて、封筒に現金を入れることも教えた。
で、この作家の感想と考えが続き、これが無責任過ぎると思った。
1.日本では常識と思われていることが異国では不思議で、分かりにくいと思われている
2.この日本的風習はとくに東京を中心とした文化圏で、いちじるしいのかもしれない
3.実際、同じ国内でも、大阪だけは少し違うような気がする
4.関西のなかでもここだけは、かなり自分の意見を明確にいい合い、
考え方も現実的で賑やかで、上海や香港にやや近そうである
1は、国が違えば文化や風習が違うから当たり前のこと。
2は、本人がそう思っているだけであり、文末も「かもしれない」と曖昧な表現。
3・4は、北海道出身で東京に暮らす作家本人が何の例示もせずに
何かに植えつけられたイメージだけで書いているだけであり、
文末は「ような気がする」、「そうである」と無責任な文章。
書いた作品が映画化されたりドラマ化され、新聞などに連載を持っている。
文壇で大御所と言われている作家が、こんな無責任な文章を載せて良いのか、と思った。
まあ、日本の風習を書いている本人が、
↓こんなことをしているから、書いている文章との乖離に違和感を覚えた。
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