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3月27日 「考現鏡」にひと言 つづき
例えば、『「買収」のシナリオ 中』は 「(いち子元被告が)取調官のパソコンコードを自分の首に巻く異常な
行動も起こした。」と書いた。続けて、「それも取調官には 『罪を認めたい』気持ちと、『周囲に迷惑をかけたく
ない』気持ちの葛藤に映った。」などと取調官になりきった文章を書いている。ところが、この取調官というのは
あの踏み字事件の濱田警部補であることがKYTの番組で判明する。しかも南が異常な行動と呼んだいち子
元被告の行為は実は自殺未遂だったことも明らかにされた。結局、異常だったのは取り調べられる側では
なく、取り調べる側であったということがテレビの報道で暴露されたのである。
南が悪質なのは、この記事が書かれた時、既に踏み字事件は裁判所によって断罪され、警察側の敗訴
が確定していたことである 。控訴断念が1月31日、「買収のシナリオ 中」は2月10日に掲載されている。
しかも、実は南も警察側の控訴断念を報じる記事で、踏み字事件の警部補がいち子元被告の取調官で
あったことを明らかにしていた(2月1日)。その記事で南は 「揺らぐ警部補証言」の見出しを掲げ、刑事
裁判での警部補証言の信憑性に疑問が生じることを自ら指摘していたのである。つまり、南は自らその証言
に疑いありとした人物のいうことを鵜呑みにして 『警部補なりきり記事』 を書いたことになる。
警察と世論の両方の顔色を伺いながらを書くからこんな分裂気味の記事になるのではないか?
「・・・気持ちの葛藤に映った。」などは三文小説の心理描写で、読んでいる方が恥ずかしくなる。